暗号通貨勉強会:MegaETHなど

下記について話したPodcastです。

  • 1秒あたり10万トランザクションを処理可能で、レイテンシーもミリセカンド以下のセカンドレイヤー、MegaETHのシードラウンドがあり、$100M以上のバリュエーションで$20Mを調達した。投資家にはクリプト専門ファンドのDragonfly Capitalに加えVitalik Buterin, Consensys創業者のJoe Rubinなどが名を連ねる。MegaETHはシークエンサー、プルーバー、フルノードを独立させ、シークエンサーはオーダーとトランザクションのエグゼキューションのみを行い、ステートの差分をフルノードに伝える。トランザクションはフルノードで再実行して確認するのではなく、プルーバーが提示するプルーフによって確認される。これにより、個々のノードのハードウェアスペックは低めに抑えることができる。シークエンサーは全ステートをメモリ内に持ち、インメモリで計算を行うため、パフォーマンスが非常に高くなる。
  • Ethereumの年間手数料収入は$2.7Bで、2位のBitcoinの$1.3Bの2倍以上。3位はTronの$456M。以降Solanaの$241M、BSCの$177M、Avalancheの$69Mと続く。レイヤー2では、zkSync Eraが$60M、Optimismが$40M (Memecoin発行のPump.Funの直近30日の収入を10倍すると$269MでSolanaより多くなる)
  • Coinbaseのセカンドレイヤー、Baseの月間アクティブアドレス数が600万に。Coinbase本体の月間アクティブユーザー数は800万でBaseが追いつきつつある
  • プレディクションマーケットのPolymarketのMAUが大統領選を受けて過去最大に。Polymarket上では、Bidenが大統領選レースから降りる可能性が67%に。Trumpとの討論会の前は20%だった
  • SolanaのスポットETFの申請が二件提出される
  • Solanaが、ウェブサイトやSNS上ででトランザクションができるActionsを公開。さらにActionをシェアできるリンクにするblinksも同時に発表
  • Mt.Goxの債権者へのBitcoin返還が7月から10月にかけて行われることに。142,000Bitcoin、約$9B相当が変換される予定。受け取った人がすぐに売りBitcoin価格が下がるのではないかという懸念がある
  • WikiLeaksファウンダーのJulian Assangeが国家機密を違法に入手し公開した罪を認め、プリーディールで英国の刑務所から釈放される。Assangeのオーストラリア行きのチャーター便の費用$520,000のうち$496,000がBitcoinの寄付で賄われ、これ以外にも各種暗号通貨やフィアットでの寄付があった
  • FBIが「Crypto Queen」のRuja Ignatovaの懸賞金が$5Mに。2022年には$100,000だった。IgnatovaはOneCoinという詐欺暗号通貨を作り、$4Bを投資家から盗み取って2017年に姿を消している。既に殺されたという説や、豪華クルーザーで洋上生活している説などがある
  • Krakenの共同創業者のJesse Powellが$1MをTrumpの大統領選キャンペーンに献金。Gemini共同創業者の双子もそれぞれ$1Mずつ献金している(ただし個人からの献金上限が$844,600なので、超えた額は返済されている)